親指シフト 40% 格子配列キーボードを自作

以前、いわゆる60%キーボードを作成して記事にしました。

 60%キーボードはコンパクトですが、それでも使用頻度が低いキーが結構存在していました。最適化することでよりコンパクトにできるのではと考え、今回40%キーボードへのチャレンジとなります。ついでに茶軸、ホットスワップも未経験だったため合わせてチャレンジしています。

購入したもの

全てAliExpressで揃えました。クーポンを活用して、総額13,582円となりました。

品名価格
bm40rgb bm40 rgb 40% hot swappable Custom Mechanical Keyboard PCB
programmed qmk firmware rgb switch underglow type c planck (*1)
6,174
carbon fiber plate for JJ40 BM40 40% custom keyboard Mechanical
Keyboard Plate support mx edition
1,580
Anodized Aluminium jj40 bm40 flat case with metal feet
for custom mechanical keyboard black siver grey colorway for 40% mini
3,500
IDOBAO 40 Mechanical Keyboard Xda Keycaps Profile Dye Sub PBT 64 Keys
For Cherry Mx Mini 60% Keyboard Kit Gamer keypad
3,905
クーポン等の割引-1,577
合計13,582
(*1) kit2を選択。2uスタビライザーx1、Gateronスイッチx50が付属。スイッチは自由に選択でき、今回は茶軸を選択。

配送日数について

2021年11月15日に注文し、手元に届いたのが11月29日となります。約2週間かかりました。遅くもなく早くもなくというところでしょうか。トラブルも特になく、商品も無事届きました。(開封時は念のため動画をとりながら・・・)

Remap対応メモ

QMK ToolboxとVIA対応ファームウェア(bm40hsrgb_via.hex)をダウンロードします。

左上のキーを押しながらキーボードを接続することでDFU (Bootloader) モードとなります。この状態で先ほどダウンロードしたファームウェアを書き込んでください。ファームウェアの書き込みが完了したらRemapにアクセスしてください。

Remap起動時に読み込ませるJSONファイルは以下になります。

{"name":"KPRepublic BM40 RGB","vendorId":"0x4B50","productId":"0x3430","lighting":"qmk_backlight_rgblight","matrix":{"rows":4,"cols":12},"layouts":{"keymap":[[{"c":"#777777"},"0,0",{"c":"#cccccc"},"0,1","0,2","0,3","0,4","0,5","0,6","0,7","0,8","0,9","0,10","0,11"],[{"c":"#aaaaaa"},"1,0",{"c":"#cccccc"},"1,1","1,2","1,3","1,4","1,5","1,6","1,7","1,8","1,9","1,10",{"c":"#aaaaaa"},"1,11"],[{"c":"#aaaaaa"},"2,0",{"c":"#cccccc"},"2,1","2,2","2,3","2,4","2,5","2,6","2,7","2,8","2,9","2,10",{"c":"#777777"},"2,11"],[{"c":"#aaaaaa"},"3,0","3,1","3,2","3,3",{"c":"#aaaaaa"},"3,4",{"c":"#cccccc","w":2},"3,5",{"c":"#aaaaaa"},"3,7","3,8","3,9","3,10","3,11"]]}}

私のキーマッピング

煮込みはまだまだ不十分ですが、私のキーマッピングとなります。通常キーボードでいうところの(ー~|[]_)あたりのキーが非常に悩ましいところです。Enterキーは通常のJISキーボードでSHIFTキーの位置にしています。RemapでHOLD(≒長押し)はSHIFTキー、TAP(≒タップ)はEnterキーとしています。Enterキーをずらした理由としては、右手小指は「:」を優先したかったためです。

まとめ

初挑戦の茶軸とホットスワップですが、正直こんなものか・・・でした。

茶軸に関しては可もなく不可もなく、初めて静音赤軸を触った時と比べると感動は薄かったです。だからこそ、長く使えるものなのかもしれません。主張が薄く癖がない=長く使えるなのかも。

ホットスワップは、はんだ付けに比べれば楽です。かなり楽。では、取り外して別の軸に取り替える機会が未来にあるかというと、丸ごと新しいものを買ってしまうかも・・・。スイッチの取り外し、結構固いです。手が痛い。

使用感ですが、キー数が少ない点をレイヤーを駆使して補う事については、すぐ慣れると思います。数字や記号についても問題ありません。想定外だったのはOrtholinear配列(格子配列、直行配列)の癖でした。

Orholiner配列のキーボードのみ使う方は問題ないと思いますが、仕事などの関係でOrtholinear配列とRow Staggered配列を行き来する方は注意が必要です。 Row Staggered配列はキーが約半分ずれているために、慣れないうちは打ち損じが発生する確率が高いです。

しかし、運指の最適化をゴールとするならば40% Ortholinear配列一択に絞られるかと思います。ぜひ皆さんもチャレンジしてはいかがでしょうか。