ラズパイをサーバ利用する際、デフォルトで準備されているpiユーザ(root権限持ち)をそのまま利用するのは危険です。セキュリティ上の問題があるためpiユーザのIDを変更します。今回の例では、piユーザのIDをrs-techdevに変更します。
テンポラリユーザ(tmpuser)の作成
後で削除するので名前は任意です。今回の例では tmpuser とします。作成したtmpuserをsudoグループに所属させ、パスワードの変更を行います。
$ sudo useradd -M tmpuser
$ sudo gpasswd -a tmpuser sudo
Adding user tmpuser to group sudo
$ sudo passwd tmpuser
New password:
Retype new password:
passwd: password updated successfully
$
自動ログインユーザの無効化
自動ログインユーザを無効化しないとラズパイ起動時にpiユーザがログイン状態になってしまいIDの変更ができません。sudo raspi-config コマンドを実行し、「3 Boot Options」→「B1 Desktop / CLI」→ 「B1 Console」を選択し無効化を行います。※再起動が必要です。
tmpuserでログインし、piユーザ名の変更
先ほど作成したtmpuserでログインし、piユーザのIDを変更します。合わせてホームディレクトリの変更も行います。変更後はexitしてください。
$ sudo usermod -l rs-techdev pi
$ sudo usermod -d /home/rs-techdev -m rs-techdev
$ sudo groupmod -n rs-techdev pi
$ exit
変更後ID(rs-techdev)でログインし、tmpuserの削除
不要となったtmpuserを削除します。必要ならば変更後ID(rs-techdev)のパスワードの変更を行ってください。
$ sudo userdel tmpuser
$ sudo passwd rs-techdev
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